初夏ですが、蔵見学のレポートをアップいたしますね。既に「にいがた美醸」のサイトでもご覧頂いている方もいらっしゃると思いますが、今回は越後湯沢にある白瀧酒造さんです。白瀧酒造さんといえば「上善如水」で知られるところであり、全量純米蔵でもあります。
今回うかがったのは平日でしたが、約20人という大人数になり、2チームに分かれての見学になりました。
こちらのお蔵さんは「昭和蔵」「平成蔵」「ボトリング棟」の建物で構成されておられますが、今回は平成蔵を見学させて頂きました。
「上善如水」の味わいというと、スッキリとした辛口のお酒でありながらも口に含んだときにふわっと甘いニュアンス(甘い香りが広がる)を感じますが、その秘密は超軟水の「仕込み水」にあるのだそうです。日本酒は80%が水なわけですから、やっぱり大きく影響しますよね。ふむふむ。
当日はお酒の搾りが行われており、まさに搾りたての日本酒を目の当たりに。金色がかっているというか、ちょっとグリーンぽくもありとっても綺麗。そしていい香り~(と、思わずゴクリと喉が鳴っちゃいます)。
使用米についてはご覧のとおり数多く使用されておられますが、興味深かったのは「山田錦80%」。こちらは「魚沼」というお酒に使用されており、後からの試飲では濃醇な味わいを楽しみました。味わいの幅広さはお米の多様さというところからも感じるところがありました。
仕込みタンクは15本並んでおり、ちょうど搾りが行われているものも。中をのぞいてみるとなにやら大きなプロペラ?のようなものがまわっていますした。大きなタンクなので、カイ棒で撹拌する代わりを担っているのですね。
見学から戻って、試飲コーナーへ。こちらでは季節商品も含めたフルラインナップを!味わいも個性ゆたかであれば、そのラベルについても同様で、目にも舌にも楽しい試飲でした。
そして、お試しはお酒だけではありません。そうです、化粧品です。お酒より売れているとかいないとか!?それぞれ使用させていただきましたが、麹を思わせるほんのりと甘い香にリラックス。そして保湿効果がスゴイ!寒くて乾燥する時期ながらも、使用した方の手の甲は夕方になってもしっとり感が保たれ、肌が柔らかでした。
「上善如水」のイメージが強い白滝酒造さん、今回の見学では多種多様で個性ゆたかなラインナップを楽しむことが出来ました。また、パッケージや広告など「見せ方」についてもまとまりがあり洗練されているように感じました。
見学の行程も、写真などを用いた説明がところどころにかかっており、とても分かり易かったです。
お世話してくださいました皆様、ありがとうございました!!
**見学後のランチ酒につづく**