蔵見学2013第4弾☆想天坊の河忠酒造さんへ

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先月のことになりますが「想天坊」の銘柄で知られる長岡(旧三島町)の河忠酒造さんへお邪魔してまいりました(いつものがらのタイムラグをお許しください。)。こちらのお蔵では「淡麗旨口」目指したお酒造りに取り組んでおられるとのことですよ☆

今回は公共の交通機関乗継等もチョット難しそうだったので、マイクロバスを手配して出かけてきましたよ♪12月の長岡といえば雪も降り、とても寒いのですが、新潟の冬というのもまた趣があるものです。

蔵へ到着後、社長の河内氏と若き杜氏野水氏にご挨拶いただいた後、白衣に着替えて出発です。見学は、野水杜氏のご案内によるご説明付で行われました。とにかくもう分かりやすくて一同大変嬉しくて!!

■原料処理
浸漬(お米に吸水させる)タンクは4キありました。もちろんお米の種類などによって吸水させる時間は異なります。

甑(こしき:お米を蒸す道具)は最大1300kgのお米を蒸かすことができるのですが、こちらでは常時600~900kg蒸かしているとのこと。甑で蒸かしたものはスコップで掘り出して放冷機(蒸したお米を冷やす機械)へ運ばれます。

但し大吟醸用の蒸米は放冷台で自然に冷ますということを行っているのだそうぜ、そうなると冷めるまでに4時間~1日はかかるということで圧倒的に手間暇かかっているというわけですねー。

■酒母室
アルコールを作ってくれる元気な酵母たちを純粋培養する段階です。酵母は色々な種類があり、それぞれによって出来上がるお酒の個性は異なる訳ですが、ナントこちらでは酵母を見せてもらいました。きゃー、なんだか愛おしく思えてしまうのは皆さん同じだったはず!?酵母の香りは・・・あまりいい香りではございませんでした。あの香りがお酒のいい香りになるなんて想像がつきませんが、面白いっっ。

■麹室
吟醸用の室とそれ以外の室とがありました。ここでは、種麹(蒸したお米にふりかける麹菌の粉)を見せてもらいました。自分たちの狙った酒質により、蒸米に種麹をどれだけかけるのかが違っています。

なんと種麹をふりかける道具を持っての作業(種付け)実演までっっ。かっこええーー。

■仕込みタンク
大きなもので最大4000リットル仕込むのだそうです。タンクの中のモロミを見せていただきました。

最後に上槽(しぼる)の工程を。粕歩合のお話などをしていただきましたよー。

各工程を見せていただき、大変満足な私たちを待っていたのは試飲♪♪どれもこれも美味しいんです。優しいうまみが口の中でふくらみますが、すーっとキレていなくなる。うーん、まさしく淡麗甘口っ。特に「にごり」(プロ専用)が楽しくて試飲という名のガチ飲みになってしまったような(笑)。

↑おまけ。「想天坊」の暖簾の前で自撮りしようと思って失敗したもの。恐ろしく企んでいるような目つきになってしまった・・・。げへへ。

***

ほろ酔いな私たちは帰りのバスの中で、さきほど購入したお酒を開けてミニ宴会をして新潟へ(遠足らしく皆さん「おやつ(大人の)」持参・笑)。本当に楽しい遠足になりました。

今回お世話くださいました皆様、ありがとうございました!!!

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