にいがた美醸への想い①発足の経緯など

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私が「にいがた美醸」を主宰したのが2009年9月でした。皆さんと楽しく活動しながら、早いもので4年が経とうとしています。最近、色々な方面から取材等を受けることが増え、にいがた美醸についてもご興味をお持ちいただき、大変有難く思います。

このような現状を受けて、いくつかに分けて「にいがた美醸」に関する私の思いを綴ります。どうぞお付き合いください。

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当時の私も、勿論日本酒が好きで、でも付き合ってくれる人が居ないから、よく独りで飲みに出ていました。何度か同じお店に足を運ぶようになると、同じく常連さんで、独りで飲んでいる女性と仲良くなり。あれやこれやと話をているうちに、女性の中には「日本酒が好きです」と、手を挙げ辛いという方もいらっしゃるようで。それはなぜかといえば「酒が強そう」「沢山飲みそう」と思われるのが嫌だから、という思いがあるようでした。それは私も同感で、お酒を飲む目的は、沢山飲みたいからとか、ただ酔いたいからではなく、美味しいものをちょこっとずつ飲んで、ゆっくり酔える時間が気持ちがいいからなのです。日本酒が好きだというとガンガンお酌をされるケースもあります。だから言いたくないですよね・・・。

そんなことを耳にするたびに「ここは新潟だよ!?お酒が好きだって堂々といえないなんて、なんて勿体無いのか」と思うと同時に、巷の一部誤った認識をナントカしたいという思いに駆られました。

また、日本酒業界を取り巻く状況は、厳しいといわれている中で、それらの原因を私なりに考えた結果、従来のイメージを変えることが一つの突破口になるとも考え、ワタクシ個人レベルでできることはなんだろうと。従来のイメージがネガティブなものであれば、それと逆のことを行い、沢山の人にみてもらったらいいじゃないかと。

仮に、「オッサン(失礼!)がだらしなく酔っ払って、説教たれたり、絡み酒になったり」というイメージだというのならば、

「女性が綺麗に(カッコよく?艶っぽく?)酔っ払って、楽しそうにしている」というイメージに変えたらいいのじゃないかと。

まったくもって短絡的だと思いますし、イメージを変えるなんて地道なことです。また、そんな活動でイメージが変わるのかといえば、変わらないかもしれませんよね。でも、やってみなければ分からないし、また、続けることに意味があるのです。小さくとも行動を起せば、状況は必ず変わると信じています。

思い立ったら動かないではいられない性分の私のモットーは「走りながら考えればいい」ということ。とりあえず行動を起さずにはいられない、走らずには居られないのです。手始めにリーフレットを作り、お世話になっている飲食店さんや酒販店さんに置いてもらうというところからはじめました、当時は10人にも満たない会員数で、本当に「仲良しサークル」な感じで小ぢんまりと活動をしていました。

発足当時は、自分が思い描くコミュニティのイメージが実現できずに、正直なところ、少しだけ後悔したこともありましたし、やめようと思えばいつでもやめられる状態でした。細かに悩んだこともありましたが、結局はポジティブなことしかイメージできなくて、トータルで考えると楽しいことが圧倒的に多かったので、続けることができました。これは、皆さんのお陰だと思っていますので、とっても感謝しています。

→→→②へつづく

2 thoughts on “にいがた美醸への想い①発足の経緯など

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