遠足2012第4弾☆塩沢は今日も雪だった~青木酒造さんへ~

LINEで送る
Pocket

これまた先月のことになりますが、「鶴齢」銘柄でお馴染みの、青木酒造さんへ伺ってまいりました。当日は新潟市内でも雪がドカッと降り、上越新幹線も運休になるなど、交通機関が乱れ放題でした。確か、前回伺った際も雪がひどくて運休になっている路線がありましたなぁ。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

しかして、雪が降るからこそ、きれいな水に恵まれ、澄んだ空気の中美味しいお酒が醸されるわけですから、そう思えば雪にだって感謝の気持ちが湧こうってもんですよ。

さてさて、そんな状況もあり、当日はレンタカーを手配し、NPO新潟地酒普及委員会理事長に運転手をお願いてもらって、伺いました。

個人的には今回で3回目の見学となり、どれだけ行くつもりなんだヨ、という感じですが、それぞれとっても楽しいです♪
(↑このフレーズ、前回の投稿でも!?)

===

塩沢駅至近の牧之通りにある青木酒造さん、この景色が醸し出す独特の風情を感じるのも大好きです。特に雪景色は最高です。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

さて、到着後、白衣を羽織ってさっそく見学です。以下のような順にお話しをお聞かせいただきましたよ。

<水>
蔵の入り口を入ったところには、巻機山からの伏流水を汲み上げているという井戸があります。最近では超軟水の新たな水脈が見つかり、そこからも水を汲み上げているのだそうです。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

<米>
地域のいくつかの酒蔵さんと共同精米所を持っておられるそうです。
青木酒造さんのお酒で、使用しているお米は、越淡麗、山田錦、五百万石、美山錦、そして雄町を新たに始めたということでした。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

浸漬(米に吸水させる行程)は、小さなタンクで行われていました。タンクが大きいと、場所によって吸水に村ができるからとの理由だそう。また、限定吸水といって、ざるなどに小分けにし、時間を計りながらの吸水方法がありますが、この作業は毎年できる米の状態を見極めて、時間と吸水率を決めていかねばなりません。
水温と気温も関係してきますしね。ひー。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

お米の出来不出来は、その年ごとに違いがあるわけですが、酒質に大きなバラツキが無く、追い求める酒質を実現できるのは、人の技術と経験あってのことだなぁと、つくづく感じさせられます。そうしてできたお酒が、私たちに楽しい時間をもたらしてくれる。本当に頭が下がりますね。

<麹>
7種類の菌を使用していて、その種類や量などについては、酒質により変えているということでしたが、種麹を見せていただいたり。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

<仕込み(モロミ)>
以前伺ったときよりもタンクが増えたような!?小さなつくりで味のしっかりとしたものを造ろうということを目指しているので、小さなタンクの本数が増えたのだそうですよ。気のせいではありませんでしたね。

青木酒造さんでは添え仕込みを小さなタンクで行い、踊りを経てから大きなタンクに移して仕込むとのこと。空気に触れる面積をなるべく小さくしたいという理由からだそうです(仕込みについては「注1」参照)

注1)モロミを仕込む際には「三段仕込み」といって、三回に分けてタンクに蒸米・麹・水を足していきます。1回目を「添」2回目を「仲」3回目を「留」と言います。また、1回目と2回目の間は1日開ける「踊り」という日があります。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

仕込み蔵ではクラシックの曲が流されていました。それぞれのタンクは2日違いのモロミを見比べることができ、カイ入れ(棒で攪拌する作業)もさせてただきましたが、仕込み間もないタンクはカイ棒が重たくて動きませんでした(^_^;)お米が溶けていないので当然ですね。。。

きき酒師・日本酒学講師 和恵の酒浸し

その後、試飲をさせていただき、ランチに向かいました。今回ご案内していただいた、お二方にもご同席いただき、六日町にある「リトル北海道」さんで、ランチ酒をしました。このお店、行ってみたかったんですよね。嬉しいです。お腹いっぱい夢いっぱいの時間を過ごし、新潟に帰りました。

当日は、青木社長にもお目にかかることができました。雪景色と、どこか、暖かい国の香りがする風貌(?)をお持ちの社長とのミスマッチングにニヤリといたしました。

お世話になりました皆様、あらためまして、ありがとうございました。

※過去の投稿もご参照くださいませ。

http://ameblo.jp/love-ricewine/entry-10461928726.html

===

当日の帰りは、長岡I.Cと三条燕I.C間が通行止めとなっており、国道は大渋滞((+_+))その間だけで新潟から東京行けるくらいの時間がかかってしまいましたが、それもまた思い出となりました。運転手さん、本当にご苦労さまでした。ありがとうございました。

One thought on “遠足2012第4弾☆塩沢は今日も雪だった~青木酒造さんへ~

  1. dazu-o

    SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは! DAZU-Oって名前でラップしてます♪blog拝見させて頂きました!また訪問させて頂きます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です