酒造りの季節、蔵を見学させていただかない訳にはいきません(?)。気合が入り、鼻息が荒いこのごろです。
更新が遅れてしまいましたが先週、29日に長岡の摂田屋にある吉乃川株式会社を見学させていただきました。もはや言わずと知れた大規模な酒造さんです。さて、伺った日はあいにくの雨でした。ちょうど電車の乗り継ぎがあったので最寄であるJR宮内駅で下車し、タクシーが1台も居なかったため、気合で歩いて行きましたらあっという間にビショビショになりました・・・。少し歩くと見えてきました!瓢箪のマークと、蔦の絡んだ建物が!胸が高鳴ります。
瓢亭という施設にて、会社の歴史、紹介等のDVDを見せていただいた後、「眞浩蔵」という新しい醸造施設を見せていただきました。自動製麹機「中越式機械製麹機」と「無風製麹機」というふたつの製麹機を持つ他、ラインには大規模な機械が入っていました。こう言うと誤解されるかもしれませんが、機械が入っている=全自動というわけでは勿論なく、しっかりと人が介在しており、伝統に裏打ちされた技術、そして自信が感じられました。また、瓶詰め工程ではクリーンルームを採用するなど、表現は的確ではないかもしれませんが、まるで製薬会社のような厳しい品質管理がなされていました。酒造りの工程を見せていただいたことは勿論、浸漬した米、蒸した米、麹がついた米を触らせていただいたり食べさせていただいたり、また、できたてのお酒を飲ませていただいたことが嬉しかったです。
見学後、瓢亭にて試飲をさせていただきましたが、吟醸系の薫り高いお酒をチューリップグラスとお猪口の両方で飲ませていただくなど、器の形状により香りの感じ方(たちかた)が異なることなどを再確認。香り高いお酒は、その香りを楽しむならチューリップグラスで頂くのがいいですね。
その後、「極上吉野川」の特別純米と、無濾過生原酒を1年熟成したお酒「瓢亭」を購入。それから升の絵が描いてあるキュートなエコバッグも購入(本当にこれはかわいらしい!!ここでしか手に入らないのがザンネン。あれから重宝しています)。そして「極上吉乃川」の吟醸をお土産に頂き、後ろ髪を引かれながら吉乃川株式会社を後にしました。
どの酒造さんもそうでしょうが、今回の見学では受け継がれる伝統と近代技術との融合を強く感じました。
最後に、ご案内していただいた方々にはお礼を申し上げます。大変お世話になりました。
◇◆◇
見学後、摂田屋の町をチラ見して帰りました。風情のある佇まいは、天気が良い日にまたゆっくり来たいと思いました。雪景色もいいかな。
吉乃川株式会社