遠足第4弾:津川・下越酒造さんへ【前編】

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にいがた美醸の遠足(という名の蔵見学)は、早いもので今シーズン第4弾!伺ったのは「麒麟」や「蒲原」でおなじみ、津川の下越酒造さんです。新潟駅で集合した私たちは、ワンデイパスを購入し、磐越西線の各駅停車へ乗車。途中から乗車するメンバーと合流しながら、80分くらい電車に揺られました。

この遠足の良いところは、ランチで少々の飲酒をすることから、公共の交通機関を利用することにあります。電車に揺られている間に景色が移り変わるさまなどを感じられて、ゆったりとした時間が流れます。

新潟在住・きき酒師&日本酒学講師 和恵の愉快な酒生活

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磐越西線からの景色が大好きです。

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津川駅に到着すると、蔵の方がお迎えに来てくださり、そのまま酒造へお邪魔しました。今回は、社長で農学博士の佐藤俊一氏と、杜氏の伊藤正敏氏にご案内いただきました。

さて、下越酒造さんが位置する津川は、江戸時代までは会津藩にいちし、越後と会津を結ぶ重要な河港として栄えた地域であり、江戸時代より独占的に酒造りが許された銘醸地だったとか。下越酒造さんは明治13年に創業し、当時の屋号は「蒲原屋」だそうで、家印の意味は、世の中を丸く平らにまっすぐにという意味なのだそうです。

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「麒麟」という商品名について、「麒麟」は吉兆時に出現するめでたい動物として崇め奉られていたことから、下越酒造さんのお酒が「吉」を呼ぶお酒でありたいとの願いも込められているそうです。

さて、今回の見学は、社長に色々ご提案いただき、大変有難いものでした。まずはじめに「日本酒の楽しみ」と題して、社長の講義をお聞きしました(講義と言っても、硬いものではありません)。

・お酒とは?

・製造の原理

・歴史

・特定名称酒

・火入れについて

・味わいのこと

・料理との相性

・新潟県のお酒について

などなど、60分程度お話をお聞きしました。どれも楽しいお話でしたが、特に面白いと感じたのは、ワイン用の教材?らしき香りのサンプルを試させてもらったことです。一同から「欲しい」という声が上がったほど、楽しかったです。でも、ちょっと一般消費者にはハードルの高い価格でした(~_~;)ほかにも「酉」のつく漢字についてのお話とか。

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そして、酒造りの現場へ。

造りの工程順にご説明頂きました。

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仕込みタンクの中の醪を観ながら説明をしていただいているときに、杜氏さんが醪を味見させてくたさりました!!10日目くらいのものだったか。まだアルコールは多くなく、甘くてツブツブで、ほっこりしちゃいました。

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カイ入れも体験。

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                     ***盛りだくさんな見学は、後編へ***

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