遠足第2弾:加茂市の萬寿鏡さんへ【前編】

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第1弾に引き続き、第2弾は加茂市にある「萬寿鏡」「甕覗」などで知られる萬寿鏡さんにお邪魔してきました。新潟駅からJR信越線で40分ほど。加茂駅で降りてから商店街のアーケードを歩くこと約20分くらい。当日は寒い雨降りだったので、アーケードがとってもありがたかったです。

今回は、萬寿鏡の中野社長とご縁のある方に取り付いてもらい、感謝の気持ちで一杯です!!ありがとうございました。

さて、萬寿鏡さんに近づいてきたところ、中野社長と、今回のお話を取り次いでくださったH氏が私たち一行をお出迎えしてくださいました。現場を見学する前に、お酒を販売するスペースで、蔵の説明などを受けました。

新潟在住・きき酒師&日本酒学講師 和恵の愉快な酒生活

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萬寿鏡さんは創業120周年を迎えられ、現在の中野社長が5代目ということでした。

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さて、現場を見学します。萬寿鏡さんでは酒造りは年明けに行われるのだということ。これは、単に生産量の関係だけではなく、この後拝見した現場が、効率を追求されたものであるということも大きいのであろうと考えました。

仕込蔵には15基のタンク(8713Lくらい/1基)が並んでおり、大吟醸以外は1回の仕込みで白米総量2tということでした。次に、もっとも楽しみにしていた「甕」!!「甕覗き」という、甕に入って柄杓ですくって飲む方式の製品がありますが、それは貯蔵も甕で行っているんですよ。さてさて、甕が13個(820~830L/1個)ずらりと並んだ光景は日本酒の蔵に来たことを忘れてしまうようなものでした。泡盛!?みたいな。甕はレディメイドで、九州の焼酎メーカーも使用しているようなものだそうです。ちなみに中国製とのことでしたが、日本製だと自動車1台買えるくらいの価格なんだそうでっ。。。

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さて、甕貯蔵だと、どう違うのか。それはズバリ「熟成が進みやすい」ということなのです。何故かと言えば陶器でできた甕には小さな穴が無数に開いており、そこから呼吸するためなのです。甕の表面を触ってみたらペタペタしていました。なんとなくそのペタペタを顔に付けてしまいました。保湿効果がありそうかな、なんて。

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その後、原料処理室では、浸漬タンク、連続蒸米機などを見させていただきました。萬寿鏡さんでは平均した精米歩合は55%とのこと。新潟県内のお酒が平均して56とか57%であると記憶しているので、それよりもお米を磨いていますねー。普通酒でも60%なのだとか。酒母室へ。そして大吟醸の仕込みタンクへ。こちらは2000~3000L。こちらの大吟醸は精米歩合40%クラスが多く、地元産の越淡麗を使用しているということ。

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随所で見えたのは「省力化」への工夫でした。機械が得意な部分は機械にまかせ、人の手をかける部分は手厚く!!

                      ***楽しい見学は後編に続く***

2 thoughts on “遠足第2弾:加茂市の萬寿鏡さんへ【前編】

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