先週、会津若松まで相棒と出掛けてきました。目的は酒蔵見学です。お酒の試飲をすると帰りは運転できなくなってしまうので、相棒は運転要員なのでした。新潟市内からだと、国道49号線で2時間ちょっとなので、急いでいなければのんびりドライブを楽しみながらというのもいいものです。三川や津川のあたりの景色も綺麗ですよ。
さて、福島にも多くの酒造が存在していますが、今回出かけてきたのは「末廣酒造」さんです。先月、仙台のきき酒会で飲ませていただいたお酒に感動、また、新城社長に素晴らしく丁寧にお酒の説明をしていただいたことにも感動し、早速見学に来たというわけです。
酒造によっては蔵見学できる時期や曜日が限られていたり、予約を行う必要があったりするところもあるのですが、末廣酒造さんではほぼ毎時間のように見学が行われており、いつ行っても見学をさせてもらえるという嬉しいシステムだったのです。
見学をさせていただいたのは「嘉永蔵」という施設です。古いながらも歴史ある建物に、どこか懐かしさを、そして圧倒的な日本の美を感じました。
さて、早速見学です。スリッパに履き替え、仕込みタンク、圧搾機(フネ)、貯蔵室、昔使用していた道具の展示、来客を招くような部屋などを廻ったのですが、興味深かったのは最初に見た3つの仕込みタンクでした。各タンクの中にある「もろみ」が発酵してゆく様子を間近で見ることができ、香りも嗅がせていただくことができたということが嬉しかったです。また、ガイドをしてくださった方が楽しく分かり易く、親切に説明をしていただけたのも好印象でした。後で発覚したのですが、ガイドをしてくださった方は、私がきき酒師の試験を受験する前に受講した講座で講師をされていた方でした。初めてお会いした気がしなかったのはそのせいだったのですね・・・。
最後にお待ちかねの試飲です。帰りの運転が控えている相棒のうらめしそうな視線をビシビシ感じながら、「純米吟醸」「初しぼり 純米原酒生」「梅酒」「山廃純米」「伝承 生モト純米」(これは、蒸し米を女性が素足で踏み潰す「荒踏み」という作業をしているとのこと)などを頂きました。仙台のきき酒会に出かけたときも飲ませていただきましたが、やはり「山廃純米」が大のお気に入りです。購入して帰ってきました。
今回の旅は、酒蔵見学の他、鶴ヶ城や喜多方なども観光して帰ってきました。喜多方も酒造が多かったので、また次回ゆっくり廻りたいと思いました。