オトナの遠足第4弾 ★ 樋木酒造

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女日本酒コミュニティ「にいがた美醸」における「オトナの遠足」は、早いもので第4弾となりました。回を重ねるごとに仲間が増えていき嬉しい限りです!!今回は、巻町の岸本酒店店主さんに引率(?)をお願いし、「鶴の友」の蔵元、樋木酒造さんにお邪魔してきました。

見学当日は越後線が若干遅れるも、ほぼ予定通りの到着。

さて、明治の時代に建てられた蔵は、土蔵造りの赴きあるものでした。タンクも大きくはありません。蔵の中を一通り見させていただいた後、樋木社長のお話を聞かせていただきました。

新潟在住・素人きき酒師カズエの酒日記

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こちらの蔵は市内での流通が95%であり、県外には殆ど出しては居ないのだそう。海外への輸出も行っていません。長年の義理を大事にする社長は、地元の小売店との共存を目指しています。県外から問い合わせをもらうと、地元の小売店を紹介するのだそうです。メーカー自らが県外販売を行うと→地元小売店の経営難に→販売ルートを確保しにくい少量生産の蔵へシワ寄せ。という悪循環を起こしてしまうことが危惧される。とのことで、小売店と共存することが生き残る道だとのことでした。

上記考えは、地域活性にも力を入れておられるが故でもあります。そうそう、内野駅に掲げられた「鶴の友」の看板。駅の名前かのような感じですが、地元ではかなりの存在感なんだなということが分かりますね。地域の活性のために業種であるとか世代をこえて繋がる、「みんなで」という考えには共感できる部分がかなり多かったです。

また、酒と健康についてもお考えがありました。悪い飲み方は、「沢山飲む」「空腹で飲む」といったことなのですが、それの逆、つまり日本酒は食中酒に適するものである。すなわちそれが良い飲み方とのことです。

酒のことをちゃんと理解し、上手く付き合うことで、健康で楽しい生活が送れるようになる。そのためには上手く活用できるようになることが重要。技術、売り方に巧みな人は居るが、本当の意味で酒を知っている人は居ないのではないかとのお話は、自分の胸にも刺さりました。

蔵の経営者の方がお持ちの哲学や情熱に触れたことはこれまでにもありましたが、今回、樋木社長のお話を聞き、楽しいとかためになるだけではなく、沢山のことを考えさせられました。お酒の未来のことだけではなく、街の未来のこと、人の未来のこと・・・とても良い経験だったと思います。

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蔵見学をしているときに気になったのはこの「鍵」のようなマーク。このマークのエピソード-

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安政2年に内野に居を構えた当時の樋木酒造は、仕込むための蔵が無かったため大河津分水の親戚阿部家の蔵を借りて仕込んでいたのだそう。阿部家で造っていた酒が「あけの鶴」という銘柄だったそうで、そこから「鶴の友」というネーミングになったのだそう。阿部家の屋号は「ふくろや」といい、そのマークだったのだそうです。

4 thoughts on “オトナの遠足第4弾 ★ 樋木酒造

  1. 燗酒おやぢ

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    昨年はお世話になりました。m(__)m
    しかし、樋木さんのご親戚が当地にあったとは…。
    ひょっとして阿部家って、あの阿部さんかしら。
    今度、聞いておきます。

  2. カズエ

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    PASS:
    >岸本 健さん
    コメントありがとうございます(≡^∇^≡)
    樋木酒造さんに行けたのも岸本さんのお陰でした。また是非ともご一緒しませう。

  3. カズエ

    SECRET: 0
    PASS:
    >燗酒おやぢさん
    コメント有難うございます!
    一昨日は楽しかった・・・。阿部の字は阿部でよいのか不明でしたが、是非聞いてみてくださいましよ。

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