麹室での作業見学後は酒母室へ。
近年は新潟G9という酵母をはじめオリジナルの酵母も沢山開発されています。G74という新潟県醸造試験場の酵母開発には大平氏も関わられたとのことで、現在ではどの蔵でも使えるようになったそうですが、そうなる前までは20年くらい緑川さんだけで使用されていたそうです。この酵母はカプロン酸(りんご様の甘い香り)が出るような派手なものではないということで、緑川さんのお酒造りにおいても、派手な香りが出るようなものではなく、おとなしいものを使用されているそうです。
酒母の工程がおわり、醪の仕込みタンクです。
ほんのりとした良い香りに包まれて、一同笑いが止まりません。上の写真、NO.328と書いてあるところの筒(穴ですが)はどれだけお酒が入っているかを測るために使用されるものだそうです。税務者の穴(笑)と表現されていました。
瓶詰めです。
見学後、ほどよくお腹も空いてきました。蔵をあとにして伺ったのは、「」というお店です。
今回は緑川酒造さんのお酒をいただきながらのランチと伝えてあったからなのか、お酒が進むお料理ばかりご準備いただきました。美味しくてボリューム!普段もお値段お手頃でとってもメニューの数が多くて、家族連れの方も多くいらっしゃいました。リピートしたい!
新幹線の時間まで少し余裕めに出発し、「金田屋酒店」さんでお買い物を。全部欲しいくらいでしたが、悩んだ結果「涼暖生」の他2銘柄を購入し、新潟に戻りました。
今回、緑川酒造の蔵元である大平氏が「ウチはわがままな蔵です」と仰っていた一つには、酒蔵のお考えを共有できるお店にしか置いていないというところだそう。なんと、巷にはたまにニセモノも出回っているらしいですのでご購入は信頼のおけるお店でということ。
今回の旅も有意義なものになりました。皆様、大変お世話になりまして、ありがとうございました。