ウィスキーはお好きでしょ♪♪②白州蒸溜所ツアー

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日本酒に限らず、日本の酒が世界で高い評価を受けている昨今。私たちもたまには他のアルコールにも目を向けてみようではないかということで浮気な企画を。今回はサントリーさんにお世話になり、ウィスキーの企画を行いましたが、①としてBarで座学を。そして②はいよいよ現場へ!ということで山梨にある白州の蒸溜所へお邪魔してまいりました。1泊2日と佐渡に続いて今シーズンはお泊りが続きますね。

大人の修学旅行

といったところでしょうか。とにかく楽しい~♪

新潟駅から貸切バスにて一路山梨へ!朝からサントリーさんのお酒(プレミアムモルツや角ハイボールなど)で皆さん酔っ払いながら白州へ(笑)。ワタクシはと申しますと、前日が東京だったため、新宿から「あずさ」に乗車し、現地で合流しましたよ。

小淵沢駅から白州蒸溜所までは無料の送迎バスが出ていますので、アクセスも便利!!

朝東京を出るときは雨降りでしたが、皆さんと合流する頃には雨も上がり、山々が綺麗に見えてきましたよ。白州は「森の蒸溜所」といわれるだけあって、その周囲を美しい森が囲んでいます。雨に濡れた木々が日の光に輝いている様がとっても綺麗でした。

さて、お勉強の前に腹ごしらえを。美味しいお弁当とハイボール!ワタクシは本日初のアルコールでしたが、皆さんはバスの中から通算すると何杯目なのかしらっ!?(笑)。うーん、ハイボールは食中にイケますね。ハマっちゃいそうです。

さて、見学の前にまずは座学を。森の蒸溜所についてのお話を伺いました。ウィスキーもやはり「水」が命であり、山崎蒸溜所もそうですが、水が綺麗な場所というのが絶対な訳ですね。白州蒸溜所も日本の名水百選に選ばれている水が育まれている地なのです。まさに、自然環境とともに歩み、生み出されているウィスキーと言えるわけですね。日常を離れ、美しい景色を眺めて、森の香りを嗅ぐということだけでも足を運んでみて良かったなぁと思いました。

見学はウィスキーの蒸溜工程を順にご案内いただきました。

まずは原料についてのお話から。

そして麦汁を糖化する段階からもろみまで。なんと今回は通常の見学コースでは行われない、もろみタンクの中を観せていただくことができました。

↑麦汁を糖化しています。

↓こちらはウィスキーのもろみです。

もろみからは麦を感じる穀物の香りが強く感じられていました。木のタンクで仕込まれていたところが意外でしたが、白州の味わいを実現するために古くから使用されており、あえて金属等の素材にしていないのだそうですよ。

蒸溜工程には多くのポットスチル(蒸溜するためのもので、でっかいヤカンをイメージしてください)が並んでいました。ポットスチルの形状は何種類かあり、使用するポットスチルの形状により香味に違いが出てくるということ。いろいろなタイプのウィスキーを作るには、それだけ多様な原酒が必要になるということですね。なるほど。こちらも通常ではご案内いただけないポットスチルの近くまで入らせていただくことができました。大きなポットスチルが並ぶさまは大迫力です。

そして次は貯蔵棟ですが、広大な敷地ですのでバスで移動します!皆さんお揃いの帽子がかわいいですね♪♪

貯蔵棟に足を踏み入れると、むせ返るほど濃厚なウィスキーの香が充満していました、

嗅いでいるだけで気持ちよくなってしまいます。こちらもまた幸せ~。自分の生まれ年の樽なんかも発見。ウィスキーほのかな甘さやの香りは熟成に由来していて、樽の種類によっても個性が異なります。

見学を終えてセミナールームに戻り、いよいよ「響」のテイスティングセミナーです。

響17年を構成する5種類の原酒をテイスティング。こんなに多くの原酒がブレンドされて響になっているのですねー!響の特徴としては、トロピカルフルーツ様の香りや甘く滑らかな味わい、そして飲み飽きしないということだそうですが、それらの特徴を実現するためには、多彩な原酒を造らねばなりませんし、樽や原酒のきめ細やかな管理も必要です。また、微妙な味わいへのこだわりにはブレンドが重要になりますね。

さて、響17年を構成する原酒はいかに!?期待が高まりつテイスティングをしてみましたよ。割らないまますべて飲んでしまいたいところですが、水と1:1(トワイスアップですね)にすると香りが一層感じられやすくなります。

感想。香りも控えめですっきり飲みやすく感じられるものから、スモ―キーな香り(正露丸っぽい香り)でパンチのあるもの、バニラのような香りがして甘さを感じたものなどなど本当に個性が豊で、どれをとっても似ているものがなかったように思えましたが、それらをブレンドした響17年が最も飲みやすく、飲み飽きしないように感じました。個人的に原酒の中ではシェリー樽とミズナラ樽の香りと味わいがとても心地よかったです。

いやいやー、興奮の蒸溜所見学でした。

本当に大満足で胸がいっぱいの私たちですが、ここからもまた次なる悶絶体験が待ち受けているのでした!!

          →→→③へ続く

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見学中に嬉しかったのは、ブレンダ―の輿水氏を2度ほど拝見できたことでした!!NHKの「プロフェッショナル」では拝見しましたが、まさかご本人を拝見することができるなんてー。とてもステキな方でした☆

その他、セミナーでお話いただいたのは以下のようなことです。

ウィスキーには糖分やプリン体がほとんど無く、さらに長期熟成によりポリフェノールやメラニン色素抑制成分、香りによるリラックス効果も得られるなど、上手に付き合って身体にも嬉しい要素を積極的に得たいですね。

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