ワタクシが担当するカルチャースクールのお酒クラスの皆さん&にいがた美醸の皆さんで、新発田市の菊水酒造さんへお邪魔してきました。カルチャースクールの皆さんには、講習やテイスティングだけでなく、現場を観ていただき、蔵の方のお話を聴くことで、理解が深まると思いますので、お声かけしているわけなんです。お蔵様にもご協力いただき、本当にありがたいです!!!
到着してから、「日本酒文化研究所」にご案内いただき、取締役・若月氏の熱い講義を30分程度受講。5代続いている菊水さん、それぞれの時代における取り組みをご紹介いただきました。菊水さんの知名度諸々を引き上げたのはアルミ缶の「ふなぐち菊水一番しぼり」の存在だと思いますが、発売当時は販売に苦戦し、選挙カーのようなもので宣伝し、スキー場で無料で配布していたのだとか。このような努力から3年後にはヒット商品になったのだそうですよ。
「よりよい酒を、より多くの人たちに」
をモットーに、絶対に幻の酒にしてはいけない、生産が追いつかないのは許さないという思いで、企業は拡大していったのですね。
「節五郎蔵」を見学させていただきました。ちなみに「節五郎」とは、15歳の頃酒造を任された1代目のお名前だそうです。こちらでは新商品の開発(試験的に醸造)や、技術の伝承といったことを目的とし、少量の仕込を行っておられます。どんな部門の方でも必ず入社後はこちらの蔵で仕込の経験をされるのだそうです。
その後、所蔵品や書籍のある「日本酒文化研究所」へ。何度かお邪魔していますが、本当に楽しい場所です。「モノ」だけでなく「コト」も発信し、かつ、日本人が忘れていた本来の日本人の姿を思い出させてくれ、それを受け継いでいこうという菊水さんのお考えあっての素敵な場所です。
そして、我々を待ち受けていたのは「香りのサンプルマッチング」というもの。5種類の香りサンプルをマッチングさせるというものでしたが、リンゴのような香りカプロン酸エチルや、バナナのような香り酢酸イソアミル、その他、オフフレーバーといわれる、お酒の香りであってはいけないもの。
結果、2人がパーフェクト。嬉しいですね♪♪ワタクシはと言いますと、3問正解(2問不正解とも言う。汗)。
テイスティングを行い、お土産(BioKikusui、ふなぐち菊水一番しぼり飲み比べセット)までいただき、感動しながら新発田を後にしました。
菊水酒造さん、お世話になりました。
その後、新潟市内にもどってから、飲食店さんでいただいた「無冠帝」がことさら美味しく感じられました。
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当日の模様は、Tenyテレビ新潟さんの取材を受け、後日夕方のニュースで取り上げていただきました。