遠足第6弾:長者盛の新潟銘醸さんへ【前編】

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にいがた美醸の遠足は、今シーズン6回目となりました。前日に新潟市内では大雪警報が発令され、まさに「冬将軍」の中、電車の遅れなどが心配でしたが、今回は小千谷にある新潟銘醸さんへお邪魔してまいりました。

当日朝もすごい雪で、吹雪いてしましたが、8時30分頃新潟駅に到着。改札にある乗車予定の信越線の時刻を表示する電光掲示板は真っ黒・・・。電車、もしや動いていないとか??これまで見学は雪に見舞われたことも多かったのですが、初の中止になるかも!?なんて、ちょっと絶望的な気持ちに襲われるも、待つこと15分くらいでしょうか。遅れはしたものの、乗車予定の電車が新潟駅に到着し、長岡に向かったのでした。

運休だった線もあり、新潟駅までたどり着くことができなかった参加メンバーもおり、美醸会員の知り合い男子含む5人での遠足でした。今回は、えちごワンデーパスを使い、新潟→長岡→小千谷を鈍行に揺られての移動でした。新潟市内も雪がすごかったのですが、電車の窓から見える景色は、みるみるうちに積雪量が増えて、小千谷に到着する頃には腰の高さを超えた雪が積もって、壁のようになっていました。

きき酒師&日本酒学講師 和恵の愉快な生活

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さて、移動時間が長かったので、ちょこっと一杯ウォーミングアップ?しながら、予定より20分程度遅れたでしょうか。小千谷駅で下車しました。まさに大人が楽しむ遠足といったところで。

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この紙コップの中には・・・。

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小千谷駅から徒歩10分くらいの好立地にある新潟銘醸造さんは、「長者盛」「越の寒中梅」などで知られています。駅から歩いていると「長者盛」の文字を冠した新潟銘醸さんの建物が見えてきました。湯気があがっているのが見えましたが、お米を蒸しているのでしょうか??

新潟銘醸さんに到着し、常務であり開発室長である山下進氏と、吉澤 義孝氏にお迎えいただきました。まず現場に伺う前に、会議室にて蔵に歴史などのおはなしをお聞かせいただきました。

新潟銘醸さんの創業は昭和13年ということで比較的新しいのですが、そのルーツはさかのぼり、明治時代に長岡で薬酒「サフラン酒」をつくり富を築いたのだそうで、現在で5代目になります。日本酒に参入したのは2代目にあたる時代に、灘ホーローの商いを行っていたような経緯もあったからとのこと。

サフラン酒の頃の健康・安全志向といった考え方が現在も引き継がれているのだそうです。

こちらの蔵で使用原料:お米の大部分は新潟県産米で、県外からは山田錦のみ少量使用しておられるのだそうで、水に関しては「中庸の軟水」(新潟の酒造りで使用されている水の硬度は「2」だそうですが、こちらは「5」と、若干高め)ということでした。

おはなしをお聞かせいただきました後、現場を見学させていただきました。

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外に停まっていた「長者盛」トラック。すごくカッコよくて思わず撮ってしまいました!!!

***【中編】へつづく***

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