オトナの遠足第8弾 ★ 菊水酒造 【前編】

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給食当番のような帽子を被り、見学用の上着を着て、そしてヘッドセットを付けて見学開始です!ヘッドセットはありがたかったです。工場内、声が聞こえづらいところもあるもので・・・。

■精米所
菊水酒造さんは自社で精米所を持っておられます。次のような機材を見せて頂きました。

・ホッパー
・原料米タンク:(品種ごとにタンクの中で待機しています)
・精米機(6機):広島西条市(酒どころですね~)にあるサタケという会社の製品でした。

・マジックソーター:使える米と、そうでない米(実っていない米、虫くい)を、光で色を見分ける識別センサーによってふるいに掛ける機械です。

新潟在住・素人きき酒師カズエの酒日記

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原料米は品種などにもよりますが、約70時間(3日間程度)かけてゆっくりゆっくり精米されていきます。急激に精米すると割れてしまうからですね。

精米されて出た糠は、どうなるかといえば-

・赤糠(外側):栄養分が豊富なので、肥料に
・白糠(内側):米菓などになる

のだそうです。ちなみに白糠を触らせてもらいましたが、片栗粉のようにキシキシいっていましたが、それよりも粒子が粗くて若干硬い感触がしました。

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また、トレーサビリティが徹底されており、原料米の産地~瓶詰めに至るまですべて分かるようになっており、トラブルがあった場合には詳細に解明できるようなシステムになっています。品質管理もしっかり行っているということが分かりますね。

精米所見学を終えた私達は

21蔵

という蔵へ!

そこで見たものは・・・

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■浸漬タンク
この日は午後に伺ったので、蒸しの作業は終わっていました(午前中に終わる)。
他の酒造見学でも見ることのできたお馴染み連続蒸米機です。1時間で5tのお米を蒸すことができるのだそうですよ。

■連続蒸米機

ベルトコンベアになっている過程で、下から蒸気があたり、米が蒸されます。そして冷やされます。

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■自動製麹機
蒸して冷まされたお米は、一部麹作りにまわります。こちらでは円柱状になった大きな自動製麹機によって麹造りが行われます。円柱の中は上下2層にに分かれており、上の層では種付けの作業(1日目)が行われ、下の層では菌の育成・保持(2日目~)が行われています。

製麹機の円柱の中には、広く平らに蒸米を敷きつめ、ローラーが回っており、満遍なく米を混ぜていきます。
製麹機は2機ありましたが、両方同時に稼動しているのではなく、一方を洗浄している時、もう一方が稼動しているのだそうです。

■ねかせ装置
とっても心地よい名前の機械ですが、4つのタンクがあり、出来上がった麹を寝かせておきます。菌に嫌われないよう、環境を整えるべく、徹底した温度管理を行っています。

質が変わらないものにおいては機械により合理化を行い、人の手が必用な部分には集中する。とのことでした。

■仕込み室
タンクの中を覗くと、デッカ!20キロタンク(4万8千キロ!!)でした。通常は3tタンクを使用するとのことですから、いかにデッカイかが分かります。こちらの大きなタンクでは「ふなぐち」など大量生産するものが仕込まれていました。

■上槽
こちらの壁は一面ステン。菌が繁殖しないようにとのことです。そしてお馴染みヤブタの上槽機がズラリと並びます。20キロタンクのモロミは2日かけて搾るとのことでした。

「ふなぐち」の缶(原酒)について、見学に足を運んで試飲した方が「何でこんな旨いの出さないのか?」という発言がキッカケで誕生したのだそうです。

さて、次は日本酒文化研究所および節五郎蔵の見学&試飲!

※写真、手に入り次第もう少しアップします・・・。

                      ***【後編】へ続く***

2 thoughts on “オトナの遠足第8弾 ★ 菊水酒造 【前編】

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