鶴岡までドライブをしてきた時に購入したお酒です。以前から呑んでみたかったお酒だったので、嬉しいです。最近ではインターネットを利用すればどの県のお酒でも簡単に手に入ります。勿論私もお酒を購入するときに利用します。が、足を運べる範囲であれば、そのお酒の生まれた地方まで行き、その地方の空気を肌で感じ、可能ならばその地方の食べ物をいただき文化に触れる。そしてそれらの体験を思い出しながら買ったお酒を呑むのです。
前置きが長くなりましたが、「くどき上手 純米吟醸」。これは、精米歩合を見ると、40%なので大吟醸なのですが。まずは香り。勿論吟醸香が香りますが、とても華やかでフルーティーな香りがふわっと広がりますが、その中にもかすかにご飯の匂いを感じました。それは口に含んだときも同じです。そして味。のみくちは良く、すっと口に入りますが、ただすっきりしているだけではなく、やわらかな旨みを感じます。最後には、辛さがほのかな余韻を残しますが、キレは良いと思います。
また、お酒自体の美味しさだけではなく、ラベルやネーミングは呑む人のイマジネーションを掻き立て、お酒の味の感じ方にも大きな影響を与えるものだと思います。そういった点でもこのお酒のネーミングやラベルは、「くどき上手」の世界を一層引き立てていると思うのです。
本当に上品で綺麗はお酒でした。